『痙縮』と『腹圧』の関係
◆脳梗塞・脳出血後遺症のリハビリを
行っていく上で、
やっかいな症状として
『痙縮』
があります。
これに悩まされている
患者さんやセラピストは
多いのではないでしょうか?
私もよく悩まされています…(·_·;
◆筋肉はゴムのようなもので、
運動に応じて
縮む・緩むを繰り返します。
『痙縮』の状態では、
意図せず勝手に縮んでしまったり、
逆に緩めようとしても
縮みっぱなしになってしまいます。
例えば、
くしゃみやあくびをした際に
勝手に麻痺側の肘や指が
曲がってしまったり、
立ち上がろうとした際に
勝手に足首が
捻じれてしまう、
とういことがよくみられます。
◆この痙縮の注目すべき点は、
・大きい力を出したとき
・必要以上に身体に
力が入っているとき
に麻痺側の筋肉が
過剰に反応してしまう
という点です!
あくびやくしゃみのような
全身に力が入ったときだけでなく、
麻痺がない側の手で
重い荷物を持ち上げたときや、
麻痺がない側の
足で全体重を支えるように
立ち上がったり歩いている際にも、
この痙縮の症状が助長されます。
ということは、
『少ない力で運動』
できるようになれば、
痙縮の影響を受けにくくなる
ということです。
エコドライブを心がけて
低燃費で運動する、
ということですね!
◆省エネで運動するためには、
体幹がグラグラしないで
しっかりと支えられている
ことが非常に重要です。
どんなにパワフルな
筋肉を持っていても、
体幹がグラグラでは
その力は発揮できないからです。
体幹の支えを強くするためには、
『腹圧』
を良好な状態に調整することが
重要です。
※腹圧についての詳細は
をご参照ください!
腹圧を良好な状態に
調整することで、
必要最低限のパワーで
運動を行える
ようになるため、
運動麻痺や痙縮の影響を
少なくすることが
可能となります!
◆痙縮の原因は
もちろん脳にありますが、
積極的に大脳の機能に
アプローチして良い結果が
得られなくても、
他の要因から
アプローチすることでも
改善の糸口はある!!
ということを
知って頂けたかと思います(^^)
痙縮や運動麻痺でお困りの方が
いらっしゃいましたら、
ぜひ一緒にがんばりましょー!
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