〇装具の作成時期
病院勤めで脳卒中患者様を担当している理学療法士の悩みの一つに装具作成時期が挙げられます。
もちろん発症早期に装具作成した方が、入院期間の短縮や歩行自立までの期間短縮、ADL向上などの
メリットが様々な研究で立証されています。
ただし自然回復の起きやすい時期でもあり、身体機能が改善し作成した装具がオーバーブレースになる事もあるため、作成時期を迷うことも多いです。
答えがない為悩ましい装具作成ですが、、、
脳出血の開頭血腫除去術後の方は早期に作るべきです!!!
開頭血腫除去術をした患者様は血腫を吸収する時期は待たず、脳のむくみが引けばそれ以上の自然回復はなかなか見込めません。
そのため、むくみが引いた後は訓練依存の回復になるため、自身に合った装具が回復のキーポイントになるため遅れてしまうのはアウトです!!!
そしてむくみが引く時期を見逃さない為に、主治医と適時患者様の脳画像についてディカッションする必要があります。
病院によっては装具作成時期を家屋評価の1か月前などマニュアル化?してるようなところもあるみたいですが、部位や血腫の大きさ、年齢などで予後も変わってきますので、しっかり検討しながら作成してくださいね♪
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