脳梗塞・脳出血後遺症の歩行リハビリ~健側(非麻痺側)の足元を見直そう!

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脳卒中や頭部外傷等で麻痺が生じてしまい『どうもうまく歩けない』という皆様!

 

 

麻痺が生じていない側の足元の事を気にしたことはありますか?

 

 

発症されてから、急性期病院・回復期病院でのリハビリ・・・

退院されてからデイケアやデイサービスでのリハビリ・・・

 

きっと麻痺側へのリハビリはたくさん実施して来られたと思います。

そしてその都度麻痺が生じていない側は・・・

 

起立・移乗・歩行動作の中で麻痺側の機能を向上させようと努力しながら使ってこられたと思います。

また、リハビリの中で麻痺側を上手く使おうと・・・

様々な代償動作をとられていたと思います。

 

 

リハビリdoに通ってくださっているご利用者様の歩行分析を進めていく中で・・・

多くの方が、

麻痺側の振り出しの際に健側で微妙な調整をしていることがわかってきました!

 

 

例えば・・・

こちらのご利用者様は・・・

発症から3年10か月経過した70代の脳梗塞後遺症の方です。

左片麻痺があり、左下肢はオルトップ装具を使用しています。

屋外歩行は自立され、公共交通機関の利用も可能です。

 

◎歩行速度の向上を目的に当施設に週1回通ってくださっています。

 

お悩みとしては、左下肢の振り出しの際に靴が路面にこすれてしまい、ヒヤッとすることがあるとのことです。

 

 

歩行の様子を良く見てみると、

左下肢のクリアランスを担保する為に右足部の外側に一旦重心を寄せていますね。

 

 

こちらのご利用者様は静止立位の際に踵骨外反があり、内側縦アーチが崩れてしまっていました。

いわゆる偏平足ですね。

そこで、アメリカ足病医が開発し、NWPL(Northwest Podiatric Laboratory)社が作製した足底挿板(オーソティクストライアル)を使用しました。

 

すると( ^ω^)・・・

ご覧の様に踵骨外反が軽減され、内側縦アーチの崩れも最小限になったのです。

 

 

NWPL社の足底挿板(オーソティクス)は足病医学理論に基づいて、足部骨格を適正なポジションに修正してくれる優れたツールですので、上記ご利用者様の足部を良好なアライメントにしてくれています。

 

そして、実際に歩いて頂きました!

 

いかがでしょう?

明らかに右足のぐらつきが軽減して、歩行スピードも向上しているのがわかります。

ご本人からも

『足が安定して良い感じ!』

との感想が聴かれました。

 

 

この様に、麻痺側をコントロールする為に健側下肢に代償動作が生じている方々にとっては、健側を安定させることが・・・

歩容の改善・スピードの向上につながります。( ^ω^)

 

 

上記ご利用者様は・・・

『気兼ねなく旅行に行きたい!』

という目標をお持ちです。

 

まだまだ課題はありますが、今後も目標達成に向けて全力でサポートさせて頂きたいと思います!

 

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