パーキンソン病とは?①~最新の知見から~
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皆様、パーキンソン病や
パーキンソン症候群という
病名を耳にしたことはありますか?
私は、ボクシングが好きなので
ヘビー級の名チャンピオン
モハメッド アリ選手が罹患された
と聞いてから数年後
1996年のアトランタオリンピックの
開会式に聖火ランナーとして
登場した時のことを
良く覚えています。
歩行が困難な状況でしたが
名チャンピオンとしての威厳を
感じた場面でした。
また、『バックトゥザフューチャー』シリーズ
の主演俳優
マイケル・J・フォックスさんも
罹患されたという報道も
目にしたことがあります。
世界的には
パーキンソン病の有病率は
1990年の100万人に3人から
2015年には100万人に6人と
倍増しているとの報告があります。
そして、2040年には
13人/100万人に上昇するとの
試算も出されています。
日本では、パーキンソン病を発症され
特定疾患受給を受けている方が
2016年で14万人いるとの報告があります。
かなり増えてきているわけですね。
パーキンソン病の研究の歴史は古く、
1817年にはパーキンソン病の発症に
脳の黒質が
関連することが示されています。
脳の黒質は
線条体
という
神経核に
ドーパミン
という物質を
送ります。
そして、ドーパミンは線条体を
経由して
脳の様々な部分に運動が
スムーズに行えるような
情報を伝える大事な物質です。
また、1913年には
レビー小体
が関連している
ことが示されています。
レビー小体は
本来、神経細胞のシナプス終末に局在して
神経の伝達に大切な役割をする
αシヌクレイン
というタンパク質が変異して
凝集したもので形成されています。
つまり、このレビー小体が
身体の様々な部分に蓄積してしてしまうと
全身性の障害を引き起こすことに
なってしまいます。
つまり、パーキンソン病は
黒質への影響だけではなく
全身への影響を考慮しながら
治療を行う疾患として
とらえられています。
治療内容としては
1960年代には
高容量経口Lドーパ投与が
パーキンソニズムの改善に有効であると
報告されています。
次回は
パーキンソン病に特有な症状と
パーキンソン病と似た症状を呈する
関連した疾患についても
お伝えしてゆきます。
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