〇パーキンソン病でリズム刺激で改善する人としない人

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パーキンソン病の患者様の症状ですくみ足や小刻み歩行がありますが、手拍子や床に白線など目印を付けとくと改善する人がいます。身体機能がある程度保たれている場合は、手拍子や床の線など聴覚・視覚刺激によって、動作のきっかけを作り、リズミカルな歩行につなげることができます。しかし、パーキンソン病が進行すると姿勢反射障害や固縮が進行するので、脳でリズムを理解しても身体が反応が出来なくなります。

すくみ足や小刻み歩行の原因として考えられるのは

①脳でリズムが生成できないのか

②リズムは生成できてるけど身体がリズムに反応できないのか、

この2つを見極める必要があります。

歩行は、常に脳から動作の計画-実行という指令が出ているわけではなく、CPG (Central Pattern Generater)という決まった運動を脊髄レベルの神経回路で、リズミカルかつ自動的に行っているといわれています。

リズム刺激だけで改善しない場合は、体幹回旋・股関節伸展・足関節背屈を意識し誘導・介助を行うこと、補助具などを使用して重心をコントロールしてアライメントを整えることで、歩行が改善するかどうかの評価が必要です!

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