脳梗塞・脳出血のリハビリ・・・退院後の回復に必要な期間ってどれくらい?

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こんにちは!!

だんだん暖かい気温になってきて春らしくなってきましたね!

歩きながらお花見をする人のイラスト(マスクあり)

 

 

 

 

先日、脳出血後遺症のリハビリを続けて見事に舞台への復帰を果たした、

歌舞伎役者の9代目中村福助さんについての記事を目にしました。(こちらの記事)

 

改善を諦めず、目標達成に向けてリハビリを続けてこられた経緯を一部分知り、

一理学療法士としてとても感動しました。

 

そこで今回は、現在脳出血・脳梗塞の後遺症を患っている方々や、

そのご家族・その他関係者の方々にもぜひ知って頂きたいと思い、

ご紹介させて頂きたいと思います!

定式幕のパターン

 

 

 

9代目中村福助さんは、2013年11月12日に左脳出血を発症し、右片麻痺を患いました。

出血は広範囲だったようで、発症当時は主治医からは「良くても車いす」と説明を受けたそうです。

 

しかし、ご本人・ご家族ともに『舞台に復帰する』という目標を設定し、リハビリを続けてこられました。

 

時には、

「やってもダメだ」

と悲観的になることもあったそうですが、それでも途中で諦めずに続けてこられたそうです。

 

 

 

その結果、2018年の9月2日、

見事に舞台復帰を果たされました。

 

 

 

 

 

脳梗塞や脳出血による後遺症の改善は、

発症から6か月を過ぎると症状が固定され、改善は難しいとされています。

 

当施設を利用されている方は、

みなさんその回復の期間を過ぎたタイミングでリハビリを行っています。

中には、発症後11年経過している方もいます。

 

しかし、みなさん目標を持ってリハビリに取り組まれており、

リハビリdoでのリハビリだけでなくご自宅での自主トレーニングも前向きに継続して頂いています。

その結果、ご自身で決めた目標達成に向かって進むことができています。

 

 

 

回復に必要なリハビリ期間は

どれくらいか・・・?

 

 

 

 

この疑問に対する答えとしては、

『ご自身で決めた目標次第』

ということになると思います。

 

 

「〇〇まで歩けるようになる!」

という目標であれば、

それが達成できるまで。

 

「〇〇ができるようになる!」

という目標であれば、

それが達成できるまで。

 

 

目標に到達するまでの期間は1人1人異なりますが、

大切なのは

自分で目標を決め、それに向かって諦めずに1歩1歩進んでいくこと

だと思います。

 

 

 

そして私たちの役割は、そのような

『諦めない想い』

のサポートに尽力することです。

 

 

 

なんて、そんなことを症状のない私が言っても

「口で言うのは簡単だけど・・・」

と、説得力に欠けると思うので、

今回は当事者である9代目中村福助さんの記事をご紹介させて頂きました!

 

実際に体現されている方がいるんですから間違いないですよね!

 

 

 

最後に、9代目中村福助さんの息子さんである、

中村児太郎さんのことばの一部を紹介させて頂いて、終わりにしたいと思います!

 

 

「多分父にはまだまだできないことやしんどいこと、制約がいろいろあって苦しむと思うんですよ。

それでも、一番近い目標である

『歌右衛門になりたい』

という夢をかなえるために、

今を積み重ねていく。

せっかくここまで来たなら頑張ろうよって思っています」

 

 

 

引用記事全文はこちら👇

https://news.yahoo.co.jp/articles/a70e4457b9eff65e47a1cfd45c66808f2d121c49?page=1

 

 

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