脳卒中(脳出血・脳梗塞)で入院してしまったら・・・ご家族の方へ知って頂きたいこと

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リハビリdoには、

ご本人様からだけでなく
そのご家族の方からも現状の回復状況に
ついての不安や、リハビリに対する
ご相談の問い合わせを頂くことも多くあります。

例えば、

「先週、母が脳梗塞で倒れて入院してしまいました。

主治医からは半身麻痺が残るため退院後は家に帰るのは難しく、
介護が必要になるだろう、
と言われました。

入院して数日経ち、
まだ意識もはっきりしない中リハビリが
始まるとのことでしたが、
良くなるのでしょうか?

歩けるようになりますか?

といったような、
超急性期の段階でのご不安・お悩みの
お問合せを頂くことがあります。

また、そのような方の中には、

主治医からの説明の中で

「もう歩けない」「介護生活」「後遺症」

などの単語が強く印象に残り、
不安になってしまい半ばパニック状態に
陥っている場合が多いです。

混乱する人のイラスト(男性)

以前、病院と自費の施設で行うリハビリ内容の違いについての記事を挙げましたが、

やはりリハビリについての一般的な知識
としての認知度の低さ、
もしくは病院での説明不足が課題だなー
と思い、

改めてリハビリの病期について整理を
してみたいと思います!

説明会・セミナーのイラスト(白衣の男性)

もし今、実際にご家族が脳卒中で入院して不安に思われている方がいらっしゃいましたら、参考にして頂ければと思います!!

<基本的な入院~退院までの流れ>

基本的な流れを、それぞれの病期での補足説明を交えて説明していきます!

①脳卒中(脳梗塞・脳出血)で搬送される

脳梗塞のイラスト

脳卒中は、

発症から発見までの時間が経てば経つほど
予後(発症後の回復状況)が悪い

と言われています。

後遺症の程度や回復の速さは、
このタイミングにかかっている!

と言っても過言ではないくらいです。

普段は感じない、
痺れ・呂律の回りにくさや、
身体の脱力感などの前兆
を見逃さず、
いかに早く救急車を呼べるかが
とても重要です!

②急性期病院へ入院

点滴スタンドを持つ人のイラスト(男性)

発症してから48時間以内にリハビリを
開始することが望ましい、

とされています。

もちろん状況にもよりますが、
脳卒中の手術の有無に関わらず、
早期からリハビリが開始されます。

この時期は脳や手術後の治療が最優先の時期です。

なのでリハビリ内容としては、

座ったり立ったりしている時間を徐々に
増やしていったり、
車いすを漕ぐ運動や練習や
立ち上がり・歩行といった運動負荷量を
上げたリハビリをしていき、
体力を取り戻す内容のリハビリ
主に行われます。

1回のリハビリ時間は
長くても30~40分程度が1日3回くらいです。

この時期がご本人・ご家族ともに1番不安な頃だと思います。

ただ、発症後間もないため体力も落ちていますし、

何より
「脳卒中になってしまった」「身体が思うように動かせない」「感覚がない」

など、脳卒中後遺症特有の症状にご本人が気づき始めて、
そのことを精神的に受容していく時期でもあります。

そのため、ご本人・ご家族ともに回復を焦らず、
リハビリスタッフだけでなく、医師や看護師等、病院のスタッフと患者様の間の信頼関係を念頭に置いて頂ければ、
少しは安心できるかなと思います。

わからないこと・疑問点などあれば、

遠慮せず主治医や看護師さんに
相談しましょう。

そしてある程度のリハビリの体力がついてきたら、

今度は家に帰るために必要な
ADL能力(トイレ・食事・着替え・移動など)
の獲得を目的とした回復期に移行していきます。

この移行もできるだけ早い方が効果的なので、急性期病棟・病院の入院期間は
平均2週間~1か月ほどになります。

③回復期病棟・回復期専門病院へ転院

理学療法士のイラスト

土日・祝日・年末年始関係なく、
毎日最長3時間、在宅への退院を目標に
ガンガン機能的な訓練となるリハビリをしていきます!

この時期が1番回復するゴールデンタイムです!

ただし、入院期間は150日~180日と上限が決まっています。

ぜひ受け身にならず、
ご自身・ご家族にとって理想的な退院の
方針・ビジョンをしっかり持って、
リハビリに取り組んで頂きたいです!

また、回復期病院では1か月おきに
『リハビリテーション計画書』という書類が作成され、
現在の回復状況・今後の目標や治療方針について、
担当医・看護師・リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が
説明してくれます。

この説明を受けるときに、

退院後の不安要素(自宅改修の必要性・どのような介助が必要か・接し方・リハビリ内容など)
について遠慮なく質問・相談してください!

④回復期病院を退院

退院した男性のイラスト

●退院時の介助量や必要な医療措置の有無
●家屋環境家族の受け入れ状況

などを吟味して、
在宅または介護施設(老人保健施設・特別養護老人ホームなど)
医療施設(療養病院など)への退院が決まります。

回復期病院退院後は、
ゆるやかに回復速度は下がっていくと
言われています。

そのため、
回復期病院入院中に担当の医療相談員さんや退院後にお世話になる予定のケアマネジャーさんと、

退院時の身体機能を維持する方法を
検討してください。

具体的には、

デイサービス・デイケア
●訪問リハビリ
などの介護保険サービスや、

外来リハビリの利用を推奨されるかと思います。

脳自体の回復速度は下がりますが、筋力の向上は可能となります。

合併症などで内科・泌尿器科など医療との関わりは続くことも多くあると思われます。

そのため退院後は関わる機関同士の連携をいかに作れるかが非常に大事なポイントとなります。

また、

さらなる改善を目指すのであれば、

リハビリdoのような民間のリハビリサービス(介護保険外)の利用も併せて検討して頂くと良いと思います。

保険内のリハビリだけでは不足している、「量」と「質」を提供しやすいのが保険外サービスの特徴になります。

(退院後のリハビリについてはこちらの記事を参照)

以上が、脳卒中発症~退院までの
流れとなります!

万が一、ご自分・ご家族が脳卒中で
入院することになっても、

これらの流れを
しっかり把握していれば、

パニックにならずに
対応しやすくなるかと思いますので、

ぜひお役立てください~!(´∇`)

リラックスのイラスト(棒人間)

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