家で1人でできる!~効率的な立ち上がり練習~
こんにちは! 外出自粛生活が続いていますが、皆様元気にお過ごしでしょうか?
今回も、これまで紹介させて頂いている自宅でのセルフリハビリを 新たに紹介致します!
今回は、
1人でできる効率的な立ち上がり動作の練習 です!!
下の動画を見て頂く前に、 効率的な立ち上がり と 非効率的な立ち上がり の違いについて簡単にご説明したいと思います(^^)/
この2つの立ち上がり方の1番の違いは、
慣性力を動きに取り入れることができているかどうか です!
また、効率的な立ち上がりとはいかに省エネ・楽ちんであるか、だと思います。
脳卒中による運動麻痺がある場合、たくさんの力を必要とする運動、
つまりがんばってしまうと、筋肉の緊張が高まり手足が勝手に曲がったり伸びたり してしまいます。
骨折などの外傷や加齢などにより筋力が低下している場合も同様に、 このがんばりが必要な立ち上がりを行うと疲れやすかったり、余計な力が入り身体に痛みが生じたりすることも考えられます。
このがんばりが必要な立ち上がりの正体は、 加速度と慣性力の不十分さです。
加速度とは『速度の変化率』であり、加速と減速が必要です。 慣性力とは『加速度と逆向きに働く力』です。
例えば乗っている電車が急発進をしたとき、 加速により進行方向に加速度が生じた電車に対して慣性力が進行方向とは逆向きに働き、乗っている人達の身体は後方へ動きます。
立ち上がりという運動を
①身体の前傾 ②お尻が浮く ③体幹・下肢を伸ばして立ち上がるという3相に分けて考えてみましょう。
①の身体の前傾による前方への加速にブレーキをかけて減速させることで後方へ加速度が生じ、身体に対しては前方への慣性力が働きます。 それにより、フワッと自然にお尻が持ち上がるのです。
私たちが普段何気なく行っているのは、この効率的な立ち上がりです。
しかし、脳卒中や外傷によりうまく立てなくなると 安全面を考慮したり、立ち上がる際に使われる筋肉の活動を意識させられたりと、 なぜかゆっくり立つよう指導されることが多くみられます。
実際にできるだけゆ~っくり立ってみてください。
太ももの前側に非常に力が必要ですよね(^-^;
もちろん、ゆっくり立つ練習をして筋肉を鍛えることを反復することでも 最終的には効率的な立ち上がりというは獲得できます。 ただ、もっと楽に・効率よく獲得する方法があります!
興味がある方はぜひ一度ご覧いただき、また実践してもらえればと思います! 【STEP 1】
【STEP 2】
【STEP 3】