運転免許更新までの道のり【後編】免許は大事!
免許更新までの道のり【後編】をお届けします。!
ご本人がレポート形式でまとめて下さりましたので、
なるべく原文のままお伝えしようと思います。
1,免許更新までの経緯
事故による頭部外傷を受傷し入院中に免許更新の期日が来た。
免許センターに入院中である旨を伝えると
退院後に主治医意見書を持参して運転免許試験場に
来るように言われた。
退院後、試験場に行き
シュミレーター試験(高次脳機能検査)を受けた結果
免許更新ができた!
自分ではシュミレーター試験中
「左側への反応ができていないな」と感じていた。
更新ができてホッとしたのもつかの間
公安委員会から、再度公安委員会指定の
医師の診察を受けるよう言われた。
診察の結果、免許更新は不可との判定を受けてしまう。
1か月後に試験場に免許を返納した際に
「1年間は免許更新ができない。」と言われた。
2,新たな取り組み
それから、1年後の免許更新に向けて
歩行改善・上肢機能改善を目的に利用していたリハビリoの理学療法士から
自動車運転シュミレーターがあり、経験豊富な
スタッフがいる
「さがみリハビリテーション病院」
を紹介された。
さがみリハビリテーション病院では
【空間把握の為の机上でのリハビリ(紙ベース)】
【運転シュミレーターを使用したリハビリ】
を合計8回通院で実施した。
運転シュミレーターは3画面構成になっていて
様々な方向から急に人や自転車が飛び出してくるシチュエーションへの対応や
カーナビの案内通りに目的地に向かう
等の課題を繰り返し練習した。
自費での診療扱いだったので
10万円かかったが効果を実感した。
特に、普段の生活で左側の空間にあるものに
気づきやすくなったのが大きかった。
3,免許更新に至る
そして、1年後再度府中試験場に。
今回は、
「また、落ちたらどうしよう。」という
ネガティブな気持ちより
「大丈夫!絶対受かる!」という
気持ちが勝っていた。
そして、左側の空間の認識も前回より
改善して高次脳機能検査にパスでき免許の更新を実現できた!
4,運転免許センターの運転シュミレーターの検査内容
普通車の運転席があり、正面にテレビがある。
テレビ画面には運転席から見た車載カメラの映像が流れている。
画面の中に赤い丸印🔴が出たら
クラクションを鳴らす。
という内容だった。
結果は紙ベースで出てくるが、
反応に3秒以上かかっている時は赤色表示
1秒以内で反応できている時は緑色表示
がされる。
1年前は左半分が真っ赤だったが、
今回は赤色表示が全体で3つだけだった!
5,最後に
今回、ご利用者様で免許の更新を達成できたご利用者様から大変貴重な経験を文章で頂きました。
本当にありがとうございました。
自動車運転には障害の有無に関わらず
一定のリスクがあります。
重大事故になり、自分や他人の命に
関わるようなことにもなりかねません。
ニュースでもそんな悲惨場面を
目にすることがありますね。
改めてになりますが、
決して、免許の更新をお奨めしているわけではありません。
ですが、大切な移動手段であることは
間違いないですね。
家族や相談機関と連携して
運転に際して安全を最優先にしたルールを作って
運転している方もいます。
障害を負ってからの免許の更新については
様々な相談機関がありますので
不安があったらそのような相談機関を
是非利用してみてください。
ちなみに筆者は下記団体で
「運転リハフォーラムWEBセミナー」
を受講して病気や障害のある方々の
運転支援について学ばせて頂きました。
日本身障運転者支援機構
https://www.hcd-japan.com/menkyo.html
ご興味のある方はぜひ体験にいらしてください!
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