脳の可塑性 ー脳の神経はつくられる?ー

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脳卒中(脳梗塞、脳出血など)で、手足を動かす脳の神経細胞が損傷すると脳から手足への神経のネットワークが遮断されます。損傷した部位の神経細胞は回復せず、後遺症として手足の麻痺が残ります。

リハビリで麻痺した手足に繰り返し刺激を送ることで、損傷した脳の神経細胞の機能を他の神経細胞が代替し新たな神経のネットワークが形成されます。これを〈脳の可塑性〉といいます。

以前は、出生後は新たな神経細胞は作られず、大人になると脳の可塑性は少なく、減少すると考えられていました。

しかし、近年の研究で大人になっても大きな可塑性を持つことがわかってきました。損傷を免れた脳の神経細胞の可塑性が麻痺の改善に大きな役割を担っています。

子供や大人、高齢者でも筋トレをすると筋肉が発達するように、脳の神経細胞も刺激に応じて発達したり衰えたりします。

麻痺が残った手足の脳の神経細胞は回復せずとも、刺激を与え続ければ他の神経細胞が発達し損傷した脳の神経細胞を補い、麻痺した手足が動くようになる可能性があるということです。

可塑性は急性期・回復期の時期(脳卒中発症〜約半年)が高まっていると言われていますが、1年以上経過してもリハビリで刺激を繰り返し与えることで効果は得られます。

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