脳梗塞後遺症

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1.脳梗塞後遺症

2.脳梗塞後遺症に対する改善方法

3.リハビリの流れ

4.促通反復療法

5.リハビリ体験記

6.理学療法士から

 

1.脳梗塞後遺症

 

 脳梗塞とは、脳血管疾患(脳卒中)のひとつで脳の血管がつまることによって起こる疾患です。

 脳血管疾患には脳梗塞の他に脳出血、くも膜下出血などがあります。

 2020(令和2)年の脳血管疾患の患者数は174.2万人となっています。

 がんと心臓病に次いで死因原因の3位となっていますが、寝たきりになる原因では3割近くが脳血管疾患となります。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあります。

 その背景には、糖尿病・高脂血症等、生活習慣病の患者が増加していることに加え高齢者の激増も要因となっています。

 また40~64歳で介護が必要となる方の原因の約半数は脳血管疾患と言われています。

 

 脳の損傷部位や程度により、「片麻痺」と言われる手足の運動障害や感覚障害のようにわかりやすい症状から、言葉が不自由(失語)になったり、性格が激変してしまう症状(怒りやすくなる)などの見た目ではわかりにくい症状まで、十人十色となります。

 代表的な初期症状は、頭痛・めまい・意識低下・手足の感覚異常・言語能力の低下・視覚の異常・バランス低下などが挙げられ、さらには記憶障害やけいれん発作も起こす場合があります。

 

 発症後の後遺症としては、脳の損傷部位とは反対側の手足の運動障害(思い通りに動かせない・歩けない)・感覚障害(触れているのがわからない・動かされているのがわからない・痛みを感じないなど)・顔面筋の麻痺(まぶたや口角が下がる・よだれがでる)等の症状が現れ、日常生活や仕事に大きく影響を与えます。

 そのため、脳梗塞後遺症は早期の発見・治療・リハビリテーションが重要となります。

 

 

2.脳梗塞後遺症に対する改善方法

 脳梗塞後遺症の改善は、主に①手術療法②薬物療法③リハビリテーションがあります。

 出血部位によって様々な症状がみられ、改善方法も異なりますが、身体機能を回復させるリハビリは特に重要です。

 発症早期は治療上の必要性から安静にしていることが多いですが、寝たままでは廃用症候群を招くことになるため、身体状況が落ち着いたらすぐにリハビリを開始することが必要となります。

 脳神経外科の所見としてお伝えされる「後遺症が治る可能性はない」という言葉に誤解が生まれやすいですが、リハビリテーションによって動きにくい手足が動きやすくなる可能性はあります。

 

 

3.リハビリの流れ

 脳梗塞のリハビリは回復過程やリハビリの目的によって、急性期・回復期・維持期に分けてられています。

 

<急性期>

 発症から約2週間~1か月までの急性期は、急性期病院でリハビリを行います。

 この時期では、基本的には回復期に移行した際に十分なリハビリを行えるよう、体力を取り戻すことが主な目的になります。

 1回のリハビリ時間は、平均約20分のことが多いです。

 後遺症のない方や軽度(日常生活が可能など)の方は急性期を経て自宅に退院される方もいます。

 

<回復期>

 急性期でしっかりと体力をつけると、次は回復期病棟に移動したり、他の回復期病院へ転院します。

 この時期では、自宅退院に必要な生活動作能力(ADL)の獲得が目的となり、最も身体機能の改善が得られる時期になります。

 そのため、1回のリハビリ時間は平均40~60分と長くなり、1日のリハビリ時間は最長で3時間と、急性期よりもリハビリ時間・頻度が格段に長く・多くなります。

 リハビリ内容については年齢・症状・身体状況等によって異なりますが、基本的には立ち上がり・歩行・麻痺した手の機能回復などに対するリハビリや、着替え・入浴練習などの退院後の生活に則したリハビリ中心に実施されます。

 

<維持期>

 脳梗塞発症から約6か月を過ぎると、損傷してしまった脳の部位の回復はしにくいことが研究で報告されており、後遺症の改善は得られにくいとされています。

 そのため、基本的には回復期病院を退院後は『改善』ではなく『維持』することが目的とされており、この時期は『維持期』と呼ばれています。

 

 回復期病院を退院後は、訪問リハビリ・外来リハビリ・デイサービスなどの保険内のリハビリサービスを利用することが一般的です。

 しかし、保険内のリハビリ施設では、リハビリが行える時間や頻度が制限されており、かつ個別性のあるリハビリを実施できる施設が少ないため、患者様が本質的な目標の達成に向けたリハビリはなかなか受けられないことが多いです。

 

 その理由は様々ですが、大きな要因としては『1回のリハビリ時間が少ない(20~40分ほど)』『リハビリ内容が目標達成に則していない』ことが挙げられます。医療や介護の制度の限界は、脳梗塞の後のリハビリにおいては内科・外科疾患と比較して特に重大な問題となりやすい現状です。医療・介護費の増大は国としての大きな課題であるため、今後も診療の限界は狭まっていくと考えられます。

 また予防の観点からも、身体の状態をよりよく保っておくことは非常に重要となってきます。

 

 当施設では、自費による退院後の専門リハビリサービスを提供しております。

 上記の保険診療のリハビリテーションとは異なり、ご利用者様の決めた目標に応じて最適なリハビリプログラムをオーダーメイドの施術を提供いたします。

 国家資格を有するスタッフにより、一人一人違うニーズをカウンセリングし、身体状況を検査し、完全マンツーマンで1回2時間の充実したリハビリにて対応致します。

 また医療機関、病院のリハビリテーション科、保険下でのリハビリ機関(訪問リハビリ、デイサービス等)とも連携し、当施設外でのリハビリの機会を充実させる取り組みも行なっております。

 現在、町田市を中心に遠方は船橋市まで、多くの方にご利用いただいており、医師からも推薦をいただいております。

 LINE公式アカウントを利用しており、簡単に予約が可能です。

 

 また、当施設ではご利用者様の最適な改善のために、脳梗塞によって引き起こされる手足の麻痺だけでなく、脳にも注目し神経路の強化を図るリハビリ手法を行っております。

 ここでは、リハビリ堂のスタッフが実施している促通反復療法というリハビリ方法の詳細をご紹介します。

 

 

4.促通反復療法

 促通反復療法は、鹿児島大学の名誉教授川平和美先生によって考案された、脳血管障害後の神経路の再建と強化を目指すリハビリ方法です。

 主には運動の実現と反復によって、脳神経を刺激して神経回路を賦活させます。

 促通反復療法の研究では、短期的・軽度の麻痺だけでなく、一年以上の重度や慢性期の麻痺の改善にも効果があると報告されています。

 促通反復療法では、特定の動作を100回ずつ反復して行っています。

 麻痺の部位に刺激を与えながら動作を繰り返すことで、脳梗塞後遺症の症状や痛みの緩和・手足の動きの改善も見られています。

 当施設でも、理学療法士の資格を有するスタッフが直接指導を受けており、現在適応と評価したご利用者様に促通反復療法のリハビリ手法を提供しております。

 

 促通反復療法は単に反復運動を繰り返すだけでは麻痺の改善は困難です。
 どのような場面で麻痺手を実際に使っていくのか?

 日常生活の中で…   趣味活動の中で…    仕事の中で…

 実際に麻痺手をどれだけ使用していけるかが大切です。
 つまり、目標に合わせた促通反復療法の実施によりさらに効果が上がるわけです。

 また、運動しやすい、そして良好な感覚を受け入れられるお身体の状態をあらかじめ作っておくことも大切です。
 その為に筋膜リリースやストレッチ・筋力強化練習なども併用していきます。
 硬いままの筋肉、代償動作を伴った不安定な姿勢では効果が上がりにくくなってしまいます。

 リハビリdoではより効果を上げて行く為にカウンセリング・評価指標・を通じてご利用者様と目標を確認・共有していくことでさらに改善効果を上げて行けるような取り組みをしています。

 

 

5.リハビリ体験記

 

 実際に促通反復療法を受けたご利用者様からも「身体が軽くなった」「歩行が安定になった」と嬉しいお声を頂いているので、併せてご紹介いたします。

  •  ご利用者様の紹介:

 年齢・性別:60歳代・女性

 診断名・症状:右脳梗塞・左片麻痺

 発症からの期間:約11年

 成果:歩行速度・安定性の改善

 ご利用プラン:60日間改善プラン(1回120分個別リハビリ×16回) 

  •  リハビリdoで受けたリハビリ体験

 2008年に脳梗塞と診断され、7ヶ月くらい病院に入院していました。

 退院した後、病院の外来やクリニックなどにて、鍼とかマッサージとかバランス練習のような内容のリハビリをしてもらいましたが、どれもあまり効果を実感できず悶々としていました。
 しかし、改善を諦めきれないので、自費でもいいから改善を目指したいという思いでリハビリdoのHPを見て体験を受けました。
 体験してみたら、今までと全く違うリハビリをして頂け、もしかしたら良くなるかも・・・
 と思って利用を決めました。

 今まで感じられなかった手足のやわらかさを感じられるようになりましたのが大きかったです。
 いつも何も言ってくれない主人からも、特に歩きに関しては
 「歩幅が大きくなったな」「歩くの速くなったな」と言ってもらえましたね(笑)。

 また、家族でお墓参りに行った時に、今までは石畳の道を歩くのが少し怖くて息子の手を借りながら慎重に歩いていたんですけど、こちらに通ってからは片手で花を持ったままでも怖くなく歩けました!

 何より、セラピストの方が私の話しや身体の悩みを親身に聴いてくれて、その都度身体の調整をしてくれたり、リハビリ前後で何がどう変わったのかを説明してくれる時間が多かったので、信用して身を委ねられました。

 

 ※実際の歩行のリハビリ前後の変化をご覧頂けます。

 

ご利用者様の声をもっと見る➢

6.理学療法士から

 

 脳梗塞後遺症の多くの方は入院中に回復のゴールデンタイムである6カ月間を過ごすのです。

 たしかに、発症後6ヶ月間に比べると回復の程度は緩やかになりますが、改善は可能です。

 それには、いかに効率的に運動を生成できるかが重要であり、脳だけでなくむしろ身体に対する刺激の『質』とその『頻度』がカギになってきます。

 「発症からの経過時間が長い」「麻痺が重度」といったお悩みをお持ちの方にも、改善を諦めないで欲しいというセラピストの想いから、ご利用者様の目標に応じて最適なプログラムを提供しております。

 「病気をしてしまったからやりたい事を諦めなければならない」という方にきっと希望を提供できると考えております。

 同じ様なお悩みをお持ちの方の改善意欲に少しでも繋がれば幸いです。

 

 《引用・参考文献》

  厚生労働省.平成29年(2017).「患者調査の概況」

  厚生労働省.平成29年(2017).「人口動態統計(確定数)の概況」

  川平和美. 2013. 「脳卒中リハビリテーションの革新を目指す促通反復療法 」. 『全日本鍼灸学会雑誌63巻4号』

 

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