パーキンソン病

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1.パーキンソン病とは

2.パーキンソン病に対する改善方法とは

3.パーキンソン病のリハビリとは

4.パーキンソン病のリハビリ方法について

5.理学療法士からのメッセージ

6. 引用・参考文献

 

 

1.パーキンソン病とは

 パーキンソン病は、脳の異常によって運動障害があらわれる病気であり、特定難病に指定されています。2017年の患者数が約30万人と推定されております[i]

高齢者に多い病気ですが、若い人でも起こることがあります。

 

発症する原因

中脳の黒質という部位にある「ドーパミン神経細胞」の減少となります。

ドーパミンは、私たちの運動が意図どおりに行えるように各筋肉の活動を調節させる指令を出している神経伝達物質です。

ドーパミン神経が減ると身体がうまく動かすことができなくなり、運動が障害されます。

 

<特徴的な症状

大きく、運動症状と非運動症状に分類できます。

代表的な運動症状は、固縮(筋肉が硬くなる状態)小刻みな歩行(歩幅が小さくなる)振戦(身体を動かそうとしたときなどに身体が振るえる)無動(じっとしている時間が増え活動量が減る)仮面様顔貌(無表情になる)などが挙げられます。

 

また、これに加えて精神症状や自律神経障害など非運動症状も起こることがあります。

うつ・不安・認知症や、便秘や頻尿などを伴う場合もあります。

 

パーキンソン病に似ている症状がある病気は「パーキンソン症候群(パーキンソニズム)」といいますが、パーキンソン病との治療法が異なりますので、まずは専門医がいる病院を受診して正確な診断を受けることが重要です。

また、パーキンソン病は長年でゆっくり進行する病気のため、早期診断・早期治療が重要になります。

 

2.パーキンソン病に対する改善方法とは

 パーキンソン病の改善は、主に①薬物療法②手術療法③リハビリテーションがあります。

薬物療法

基本的な治療になります。

減少したドパミン神経細胞を補う薬や、ドーパミンが分解されるのを防ぐ薬もあります。

手術療法:

脳深部刺激療法が最もよく行われます。脳内に電極を入れて視床下核を刺激をすることで症状を抑えることができます。

リハビリテーション:

毎日のストレッチや簡単な運動をすることで、体力を高めることも大事な治療です。

 

3.パーキンソン病のリハビリとは

パーキンソン病は進行性の病気であるため、完全に症状を改善することは難しいと考えられています。

そのため、パーキンソン病のリハビリでは、「症状を緩和する」・「進行を遅らせる」ことが主な目的となります。

パーキンソン病特有の姿勢や動き方を知り、変えていくことで動作も楽に行うことができます。また、固縮として筋肉が硬くなっている状態では体の反応を司るセンサーが鈍くなり、さらに筋肉は硬くなって全身の動きが悪くなります。

 

解決方法としては、ストレッチや運動を組み合わせることで硬さを改善し、症状を抑制することができます。

もちろん個人差はありますが、まずは継続した取り組みが大切になります。

症状が進行してしまうと施術効果が弱まってしまうため、症状が軽い段階で取り組むことが特に重要です。

また、パーキンソン病のリハビリでは介護施設などで行うことが一般的ですが、このような施設では患者様の本質的な目標達成に向けたリハビリは十分に受けられないことが多いです。

 

リハビリdoでは、自費による専門リハビリサービスを提供しております。

保険診療のリハビリテーションと違い、ご利用者様の目標に応じて最適なオーダーメイドプログラムで施術いたします。

また、国家資格を有するスタッフより、完全マンツーマンで1回2時間の充実したリハビリを行っています。
東京都の町田市を中心に、千葉県の船橋市まで多くの方にご利用いただいています。

 それでは、リハビリdoのスタッフが実施しているリハビリ方法の詳細をご紹介します。

 

4.パーキンソン病のリハビリ方法について

 パーキンソン病では様々な症状の進行により日常生活に支障を来しますが、その中でも特に多くのお悩みの声としては、歩行能力・バランス能力の低下が挙げられます。

そのため、ここでは歩行とバランス能力に対するリハビリdoでのリハビリ手法・考え方についてご紹介致します。

 

<歩行に対するリハビリ>

歩行の再学習において特に重要な脳・身体への感覚刺激は、

①踵への荷重感覚 ②左右交互性のリズム感覚 ③股関節伸展の運動感覚

の3つが挙げられます。2)3)

パーキンソン病では、固縮の症状により股関節や膝関節を曲げる筋肉が硬くなりやすく、両膝を軽く曲げたような立位姿勢となる方が非常に多く見受けられます。

歩行において、1歩前に足を踏み出す際に膝が伸びないと、踵から床に接地することが難しくなってしまいます。

また、足を前に振り出すためには反対側の足を後方に伸ばす運動(股関節伸展運動)をしなければなりませんが、股関節を曲げる筋肉の緊張が高くなっているためにこの運動も十分にできず、歩幅が小さくなってしまいます。

これがパーキンソン病で多くみられる、「小刻み歩行」です。

 

これらの症状や歩容へのリハビリとして、

まずは股関節や膝関節を曲げる筋肉を中心に、体幹・下肢の筋肉や関節の硬さを取っていき、柔軟な身体の再構築を図ります。

その次に、臥位(ベッドに寝た状態)・座位(椅子やベッドなどに座った状態)・立位の順に段階的に姿勢を変えながら、先に挙げた歩行に必要な感覚刺激①②③を脳・身体に入力していきます。

そうすることで、脳から本来の歩行に類似した筋活動の指令が出やすくなり、小刻み歩行の症状の緩和・進行の遅延が図っていきます。

 

<バランス能力に対するリハビリ>

バランス能力には、体幹の筋活動が非常に重要なはたらきを担っています。

また、この体幹の筋活動には無意識下での素早い反応が求められます。

そのため、「体幹の筋肉が弱いから、ただ単純に意識的に腹筋を鍛えれば良い」というわけにはいきません。

特にパーキンソン病では、いわゆる猫背のような背中を丸めた姿勢を取りやすく、体幹を伸ばすことが苦手なこと・眼球の運動が低下し、運動時に一点を凝視しやすいこと・全体的に動きが小さく、かつ遅くなりやすく運動に加速度が加重されず前庭系の活動が抑制されてしまうことから、バランス能力に必須な体幹の活動が得られにくいことが考えられます。

 

これらの問題点に対するリハビリとして、

まずは眼球・脊椎・胸郭・骨盤周囲の結合組織の硬度を緩和し、体幹の柔軟性の改善を促していきます。

その後、特に前庭系・体性感覚への感覚刺激として、振り子用の振動運動やリズム感覚を入力していきます。

感覚としては、心地よい刺激と体感されることが多いと思われます。

そのような感覚刺激を多く取り入れていくことで、柔軟で対応力のある体幹機能の改善を促していきます。

 

5.理学療法士からのメッセージ

パーキンソン病は進行性の難病です。
つまり完治することはなく、さらに時間の経過に伴って症状が増悪していくという、非常に怖い病気だと思います。

私たちは身体的な症状はもちろんのこと、そのような恐怖心とも闘っている利用者様を全力でサポート致します。

しかし、パーキンソン病のリハビリは受け身では十分な効果は得られません。
通常のリハビリに加えて、自主トレーニング(1人で行うもの・ご家族と行うもの)も指導させて頂き、ご自宅で毎日行って頂きます。

これを継続していき、一緒に症状の進行の遅延・進行時の対応、症状の緩和を目指していきましょう。

 

 

6.引用・参考文献

  1)厚生労働省. 平成29年(2017).「患者調査(傷病分類編)」.

  2)舟波真一,山岸茂則:運動の成り立ちとは何か.文光堂,2014,114-126

  3)舟波真一,BiNI Approach.文光堂,2015,256-266

 

 

 

 

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