80歳代,男性,右脳梗塞による左片麻痺 ~自宅内杖歩行自立の獲得~
●ご利用者様の紹介:
年齢・性別:80歳代・男性
診断名・症状:右脳梗塞・左片麻痺を患う.
発症からの期間:約2年
ご利用頻度:週2回
成果:歩行の安定性・速度の改善,自宅内杖歩行の獲得,左手の麻痺の改善
ご利用プラン:60日間改善プラン(1回120分個別リハビリ×16回)
●発症された経緯はどのようなものでしたか?
2018年の2月、足を引きずる様な歩き方になったのが始まりでした。
その後足がもつれて立てなくなり、病院へ運ばれ、脳梗塞との診断を受けました。
最初の頃は身体も動かせませんでした。
入院5日目までが特につらく、車いすにも乗れなかったので病室のベッドの上で食事を摂っていましたし、食事するのもやっと、という思いでした。
しかし1週間後にはリハビリ専門の病院へ移れ、6か月後には何とか歩行・トイレ動作・着替え・車いすへの乗り移りと車いす操作を習得できました。
おかげさまで自宅に帰ることができたのですが、外の移動は電動車いす・家の中では自宅用の車いすを利用しないといけなかったので、妻に介助してもらいながらの生活を送っていました。
●病院を退院された後はどのようなリハビリをしましたか?:
リハビリは自費の訪問リハビリを利用していました。
3か月ほど利用しましたが、あまり改善が実感できなかったので終了しました。
その次は通所リハビリを4か月、リハビリ特化型のデイサービスに3か月ほど通いました。
この7か月では手足が少し柔らかくなるなど多少の効果が実感できましたが、私はもっと改善を目指したいと強く思っていました。
2019年にはリビングでつかまり立ちをしていて、ふと手すりを離したときにバランスを崩してしまい、妻も支えきれずに一緒に転んでしまいました。
妻は骨盤の骨を折るけがを負ってしまったこともありました。
(このこともあり、奥様からも自宅内歩行自立の希望が強く聴かれていた)
●リハビリdoに通うことになった経緯:
身体機能のさらなる改善を求めて、リハビリに関わる様々な本を読んだり、インターネットで調べていくうちに、自費のリハビリ施設があることを知りました。
実際に体験を受けて可能性を感じ、挑戦してみたいと思いました!
●どのようなところに手ごたえを感じましたか?
他のリハビリ施設と同じような、強いマッサージ・ストレッチ・トレーニングを想像していたのですが、実際はその反対の心地いい刺激の要素がほとんどで、体幹のインナーマッスルの強化を通じて、神経系の再生などに働きかける施術を受けました。
その結果、杖を使った二足歩行の安定化と速度がアップして、家の中では寝起きと重たい物の持ち運び以外は杖で歩けるようになりました。
なので、玄関のにつけていた車いす用のスロープや、家の中の余計な手すりを取ることもできました。
左手も柔らかく開けるようになって、左手をコップを握ってコーヒーを飲めるようになりましたし、食べものをこぼさないようになりました。
何より、先生方の熱心さや研究心に感動しました!
今後は、妻と旅行に行ったり、市民マラソンに復帰するなどを新たな目標にしていきたいです!
そのためにも、今後もさらなるクオリティーを求めつつ、ポジティブに生きていきたいと強く思っています。
そして、夫婦二人で笑顔で意義ある楽しい日々を送り、人生を仕上げていきたいと考えています。
家族と社会に感謝しています。
実際の歩行の変化をご覧ください!