チンパンジーは脳出血・脳梗塞を起こさない?①
◆前回、
私のかわいいかわいい
姪っ子の行動でみられた、
『身体バブリング』
という、
赤ちゃんの発達過程にみられる
特徴的な動きから、
脳卒中の後遺症リハビリにも
応用できる要素をご紹介しました。
まだみていない方は
ぜひ一読ください(^^)/
☞こちら
◆現在、脳卒中は死因第4位であり、
運よく生き延びられても
様々な後遺症を残す大変厄介な
病気として知られています。
しかし、
チンパンジーは人間とよく似た
脳をもっていますが、
脳出血・脳梗塞になることは
ほとんどないそうです。
なぜか・・・??
人の運動を
赤ちゃんの発達過程や
人類の進化の過程に
遡って考えてみると、
運動の起源から学べることが
多くあります。
そこで今回は、
思い切って約700万年
遡ってみたいと思います!!
◆700万年前・・・
これはヒトとチンパンジーが
分かれた分岐点と言われています。
そして
🔴猿人(アウストラロピテクス)
⇩
🔴原人(ホモ・エレクトス)
⇩
🔴旧人(ネアンデルタール人)
⇩
🔴新人(ホモ・サピエンス)
と進化していくごとに、
脳の容量は
どんどん大きくなっていきました。
猿人だった頃の脳の容量が
450cc
だったのに対して、
新人の脳の容量は
1350cc
と、3倍にもなっています!!
※ネアンデルタール人の頃は
1450ccあったそうなので
なぜか減っているのが気になる…
当然、
脳が大きくなれば
その分血管も増えます。
ここで思わぬ弱点に
なってしまったのが、
『血管が増えても
血管壁が厚くならなかった』
ことです(._.)
血管壁が薄いままなので、
破れやすく出血を起こしやすい
状態のままなんですね。
これが、
チンパンジーは
脳出血・脳梗塞を起こさず、
ヒト特有の病気になってしまった
原因の1つだそうです。
◆そんなこと言われても、
進化の過程でそうなったものは
私たちには
どうしようもないですよね(^^;
ですが実は、
さらにもう1つ
重要な原因があります。
このもう1つの原因に対しては
今からでも、
私たちで対策ができます!!
それはまた次回!!
【関連記事】