足のトラブルがある方必見!!     ~足裏のアーチの矯正・偏平足・外反母趾・内反小趾などの治療・改善に必要なものは? 筋トレ? インソール?~

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足のトラブルについて悩んだことはありますか?

 

 

🔴足裏のアーチが低い

🔴外反母趾 🔴内反小趾

🔴偏平足 🔴タコ・ウオノメ

🔴踵の痛み(踵骨の骨棘形成)

🔴膝の痛み

🔴幅広の足で靴が狭く感じる

🔴歩いているとすぐ疲れる

🔴つまづきやすい

 

 

などなど・・・

 

 

 

足の骨は片側で28個、両足で56個あり、全身の骨の約1/4を占めています。

足のサイズは成人女性で平均約23.5㎝・成人男性で25.5㎝だそうですが、

その小さい面積の中に28個の骨に対する筋肉・神経・血管が密集しています。

 

さらに、歩く時も走る時も、

地面と直接接するのも足!

体重・重力の負荷がもろにかかるのも足!

 

 

なので、

そりゃ長く使ってれば何かしらのトラブルは起きそうですよね(^^;

 

 

 

みなさんはそんなトラブルが起きやすそうな足ことを気にしたことってありますか?

 

 

目が悪いと・・・

☞メガネやコンタクト、レーシックなどの手術を。

耳が悪いと・・・

☞補聴器を。

腰が痛いと・・・

☞コルセットを。

膝が痛いと・・・

☞サポーターやテーピングをしますよね!

 

 

でも足は・・・

せいぜい5本指ソックスくらいじゃないでしょうか。(^^;

 

 

 

実は足の機能低下が引き起こす身体のトラブルについては、一般的にはほとんど知られていないので、ほとんどの人は目や耳に比べて足の問題は蔑ろにしやすい傾向にあると思います。

 

 

でもホントは、

身体の姿勢や運動のしやすさを決定づけるのは『足』と言っても過言ではありません!

 

直接足に生じているトラブル以外に、

肩こりや腰痛の原因にもなり得ます。

 

 

 

今回は、そんな足のトラブルのキーポイントとインソールの必要性について解説していきたいと思います!

 

 

 

<足裏のアーチ>

足の裏には、関節の動き・筋肉の活動によって作られる3つのアーチ構造があります。

足底アーチ | CramerJapan

これらのアーチ構造は、

①衝撃を和らげる役割

②重心移動をスムーズにするバネの役割

③体重を支える役割

があります。

 

偏平足では

縦アーチが著しく低下した足の姿勢となり、

外反母趾・内反小趾・開帳足などでは

横アーチが著しく低下してしまっている足の姿勢となります。

扁平足改善・正しい治し方【インソール・エクササイズ・マッサージ・ストレッチ】 | TENTIAL[テンシャル] 公式オンラインストア

 

開張足 (かいちょうそく) | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

 

 

また、これらのアーチを作り出している筋肉として、後脛骨筋・腓骨筋やその他の内在筋が挙げられますが、

実はこれらの筋肉を鍛えるだけではアーチの低下は治せません!

その理由は後ほど・・・(^-^)

 

 

<足裏の関節・骨の動き>

まず、こちらが足の骨になります。

距骨は足首にある筋肉の付着のない特殊な骨

※上図では趾骨の中に母趾にある2つの種子骨を含んでいません。

 

 

足裏の関節は、

●踵骨と距骨で作られる距骨下関節

●踵骨と立方骨で作られる踵立方関節

●距骨と舟状骨で作られる距舟関節

※踵立方関節と距舟関節を合わせて横足根関節(ショパール関節)と呼びます。

●楔状骨と舟状骨で作られる楔舟関節

●立方骨・楔状骨と5個の中足骨で作られる足根中足関節(リスフラン関節)

などの関節があります。

 

 

私たちが歩くときは、まず踵から接地します。

そのため、踵骨が関わっている関節を起点に他の各関節が瞬時に協調的に動くようになっています。

 

 

 

特に重要となるのは、『距骨下関節』における踵骨の動き方です!

 

踵骨が外側に転がる動きを距骨下関節の回外と呼びますが、

この回外位の形ではアーチは高くなり、足部全体は強固になります。

そのため、体重をしっかり支えてくれる役割を果たし、

歩行においては踵から接地したとき・つま先で地面を蹴るときに身体がグラつかないようにしてくれています!

距骨下関節回外(踵骨が外側に転がる)の動き↑

 

 

一方、踵骨が内側に転がる動きを距骨下関節の回内と呼びますが、

この回内位の形では足裏のアーチは下がり、足部全体は非常に柔軟になります。

そのため重心移動がしやすいという利点があり、

歩行においては踵を着いた際にその衝撃を和らげてくれる・円滑に重心を前方へ移動させてくれる役割を果たしてくれています。

 

しかし、この距骨下関節回内位の足は、偏平足・外反母趾・内反小趾が形成されるストレスが生じる足の形でもあります。

距骨下関節回内(踵骨が内側に転がる)の動き↑

 

つまり、偏平足・外反母趾・内反小趾がある方の足は、常にこの距骨下関節が回内位になってしまっている場合が非常に多くあります。

 

 

硬くなってしまった筋肉や関節については、整体やリハビリなどで徒手で改善が期待できます!

 

しかし、柔らか過ぎる状態にある足の関節を徒手で硬くしたり、筋肉を鍛えて形を保つなんてことは非常に困難です・・・

 

 

 

そのため、この柔らかすぎる足=距骨下関節回内位のままの足の改善には、

靴やインソール自体を変えるなど、物理的に足の環境を変えるしかないのです。

 

 

 

目が悪いなら☞メガネやコンタクト、レーシックなどの手術を。

耳が悪いなら☞補聴器を。

腰が痛いなら☞コルセットを。

膝が痛いなら☞サポーターやテーピングを。

足のトラブルには☞インソールを!

 

 

 

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