腰痛の原因はこれ! ③仙腸関節の問題
さて、今回は仙腸関節の問題について
ご紹介していきます!
数ある腰痛の原因の中でも、
仙腸関節に何かしらの問題がある方が
多くいらっしゃいます。
どんな原因があるかを知って頂くことで、
少しでも予防や痛みへの対応の
参考にして頂ければと思います!
<仙腸関節の特徴>
骨盤は、仙骨・腸骨・恥骨・坐骨という骨で構成されています。
仙腸関節はその骨盤にある関節で、
仙骨と左右の腸骨で構成されています。
肩関節や股関節などは自由度が高く
様々な動かし方ができますが、
仙腸関節は靭帯で強く結びつけられているため、
数ミリの可動性しか持っていません。
しかし、
脊椎や下肢の動きに協調して仙腸関節が
数ミリ動いてくれることで、
腰にかかる衝撃を緩和する役割を
担ってくれています!
では実際にどのように動くかというと、
・仙骨が前方に傾く、「うなずき」
・仙骨が後方に傾く、「起き上がり」
と呼ばれる動きをします。
実際には仙骨だけ動くということはなく、
左右の腸骨も仙骨の動きに合わせて
前後に傾きます。
仙腸関節が原因となっている腰痛の特徴としては、
●左右どちらかの腰・お尻付近・下肢に痛み・不調がある
●腰~お尻の辺りでピンポイントで痛い箇所がある
●長時間の立位・座位保持で痛みが増悪し、寝ると軽減する
●寝てすぐは平気だが、朝起きると痛みを感じる
などの症状をお持ちの方が多い印象です!
🔴仙腸関節のロック・アンロック
例えば、右足で片足立ちをするとき、
仙骨はうなずき運動、
右側の腸骨は後方に傾くことで
仙腸関節を結合している靭帯が緊張し、
関節はロックされて体重を支えるための
強固な支えとしての役割を果たします。
このロックされた状態(仙骨がうなずいている状態)は
手足の力を伝達する機能としても有利になりますが、
このロックした状態が長時間続くと・・・
靭帯は緊張しっぱなしとなってしまい、
当然負担としては大きくなってしまいます。
また、
靭帯が適度に緊張していれば
関節としては支えられていますが、
靭帯が負担に耐え切れなくなって
緩んでしまったり伸びたりしてしまうと、
関節が不安定となってしまい衝撃を吸収できなくなります…
通常、
立っているときは完全なロックにはならないのですが、
・反り腰
・骨盤を前方に突出させた姿勢
となっている場合は、
ほぼ完全にロックされてしまいます。
また、
座っている姿勢も仙骨はうなずき運動をしているため、
長時間座った状態で何か作業をしていることによっても、
仙腸関節にトラブルが生じる可能性があります!(゚O゚)
🔴仙腸関節の形態変化
寝ているときは、
仙骨は起き上がり運動をして緩む位置になります。
そうすることで、
寝返りをして身体の向きを変えた際に、
骨盤が重力に対して適度につぶれるように
柔軟に形を変えてくれます。
しかし、
仙腸関節を結合してくれている靭帯や
周囲の結合組織が硬くなっていて、
寝返りに合わせて形態変化が起きなかった場合、
重力に抗する形となって
やはり負担がかかってしまいます。
☆まとめ☆
🔴仙腸関節にはロックされる動きとアンロックされる動きがある
姿勢不良や長時間の立ち仕事・座位姿勢が続くことで、
ロックされっぱなしとなり負担がかかってしまう!
🔴運動や体位変換に合わせて形態が変わる
運動や体位変換に応じて
柔軟に骨盤の形が変わることで、
身体にかかる負担を減らしてくれている!
この柔軟さが失われることで、
腰痛が発生してしまう!!
以上になります!
いま現在、慢性的な腰痛にお困りの方は、
思い当たる姿勢や痛みなどはありましたでしょうか?
もしありましたら、
その腰痛の原因は仙腸関節かもしれません….!
そうであっても、
仙腸関節が原因となっている腰痛を
お持ちの方は多くいらっしゃいます。
あなただけ、ということは決してないのでご安心ください!
そして、
ぜひお近くの整体院などにご相談頂ければと思います。
ちなみに、
リハビリdoで行っている仙腸関節由来の腰痛の治療としては、
◎姿勢調整
◎腹圧の調整
◎硬くなっている靭帯・筋膜の緩和
◎ご自身で行える体操やストレッチのご提案
などになります!
ご興味のある方はぜひ体験にいらしてください!
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