内反尖足の治し方-脳梗塞リハビリのコツ

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「内反尖足」

本当に多くの方が悩まれている現象です。

この写真ほど強力な内反尖足でなくとも、

「装具なしだと怖い」

「あとちょっと踵がつかない」

「ふとした時に捻挫して転びそうになる」

そういった悩みは多いのではないでしょうか。

リハビリを頑張っている人ほどこの悩みは深いようにも思えます。

この内反尖足は

どうやったら治るのか?

それを知るためにはまず、

なぜ起こるのか?

を知る必要があります。

いくつかの観点がありますが、

今回はそのうちの一つ、

「姿勢からの影響」

をお伝えします。

結論からお伝えします。

猫背のように悪い姿勢で座っていると、

身体の反応で勝手に

内反尖足になってしまうんです!

そしてこの反応は脳梗塞で片麻痺になった方に限らず、全ての人に言える現象でもあります。

どういうことか写真で見てみましょう。

このようにまっすぐ座れていれば足もまっすぐに保ちやすい状態です。

(麻痺のない健常者で写真を撮っています)

そしてこのように姿勢が崩れていってしまいますよね。

さらに大げさに姿勢を崩すとこうなります。

身体は後ろに崩れそうになり、

バランスを取るためにヤジロベエのように足が上がり、

足首は内反してしまっています。

この反応が内反尖足の原因の一つなんです。

脳梗塞で片麻痺になると、

特定の反射が起こってしまいやすくなります。

病気になる前であれば、

これくらいの姿勢の崩れでは足に反応はあまり起こりません。

しかし、片麻痺を患った身体にとっては

これが一大事なんです。

これくらい姿勢が崩れているのと同じような

反射の反応が起こってしまうイメージです。

なので内反尖足を直すための方法の一つは、

「座り姿勢を良くする」

です!

ただ、

「姿勢が崩れてるのは分かってるけど直せない」

という方が多いのではないでしょうか。

実際、良い姿勢になろうとして頑張った結果、

腰が疲れて痛くなってしまう人もいます。

そこでおすすめなのは、

「楽に良い姿勢になる」

ということです!

このように腰の部分にクッションやタオルを入れると、

軽くもたれかかっていても骨盤が起きている状態を作れます!

ソファのように柔らかいものだとどうしても姿勢は崩れてしまうので、

背もたれのある椅子がオススメです!

こうして姿勢を良くすると、

座っていても自然と体重が足にかかります。

この時、かかとが浮いてしまっていると

しっかりと体重を支えられません。

そこで、

このようにかかとの下にちょっとしたものを噛ませてあげて、

かかとに体重を乗せられるようにすることもオススメです!

案外これをやるだけで、

麻痺側の足が外に広がってしまうのが直っていく場合もあります!

このように、人の身体は意外なところに答えがあることがとてもよくあります。

ご興味のある方はぜひ体験にいらしてください!

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執筆者:小曽根龍一

理学療法士 認定理学療法士「脊髄障害」

内閣府「地域コアリーダープログラム」フィンランド派遣団

Bobath Concept Advanced Course-Gerlinde Haase女史-修了

Bobath Concept Advanced Course-Mary Lynch女史-修了

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